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061:12月05日 働きすぎちゃうんか〜

11月はぜんぜん更新できなかった。あ〜あ。

ほとんど仕事で家にこもる日々で、秋の紅葉なんて、つゆもみてないけれど、ちょこっと楽しかったことといえば、初めて落語を見に行ったこと。青山で、笑福亭鶴瓶落語会。実家の大阪にいた頃からず〜っとファンだったのに、生で鶴瓶さん見に行ったのはこれが初めて、そして場所が東京とはな。 いやー、しかし何もかもおもしろくてほんとうによかったです。古典落語「らくだ」私落語(鶴瓶さん我流の現代落語。実話が元になっている)「青木先生」。むちゃくちゃ笑って、そしてなんと涙。落語でこない爆笑してええのか!?ってぐらい笑いつつも、実は…。最高でした。何度でも聴きたい。 しかし落語自体が初めてだったので、お囃子から、幕が上がって娘さんがゆっくりお座布やらお茶やらを用意するところからカルチャーショック(日本人やのに)。いちいち新鮮なおもしろみを感じてたいへんだった。その日はパンフレット曰く「落語会の異端児」桂昇蝶さんの「昭和任侠伝」という演目も聞けて、これもまたむちゃくちゃよかった。落語もさることながらなが〜い枕の(たぶん枕、やんな?)「高倉健主演やくざ映画がどんなもんか教えましょう」ってところがおもしろくて、映画が観たくなったのでした。ほんま次も絶対みにいくぞ!

060:10月31日 いろんなもんの秋
いろいろへこむニュースが多いけど、ぼちぼちいきましょう。

金曜はひさしぶりに渋谷のタワレコに。マツケン(あのキンキラの松平健)の等身大ポップがあって、「感謝!」ゆ〜てました。そのポップとうれしそうにカップルが写真撮っててかわいかった。矢野顕子新譜は渋谷インストアライブ付きを購入。やった〜!感想をまたアップします。一緒に買ったオリジナル・ラブの新譜、これも良い。「銀ジャケットの街男」PVをこの間見たけどとても面白かった。わざとハイコントラストで銀光りしているような映像と、遠近感を狂わせながら横にパンしていく映像の組み合わせが小気味いいです。

そういえば最近みて面白かった音楽ビデオは、SUM41の"We're All To Blame"。爆笑した。わざと70年代後半ぐらいのしょぼいビデオ編集技術を「駆使」し、めいっぱい情熱的に繰り広げられる、バンダナ男のダンス、全身タイツは銀色スパンコール。ワケわからんワイルドな振り付け。そうかと思えば最後はしんみりアンプラグド風味で終了…。なんのこっちゃ。ベストヒットUSA小林克也にコミックバンドかといわれてむっとしてた所を見ると、なんか壮大なメッセージがこめられているようだ。しらんけど。(吉村智樹氏のまね)

ほんでもって土曜は新宿に出来た新しい大型書店「ジュンク堂」へ、また大森望&豊崎由美両氏のトークショーを聞きに行った。開場の椅子がぎちぎちで窮屈でちょっとしんどかった。でもおもしろかったです。豊崎さんと岡野宏文氏の共著「百年の誤読」は、1900年代から最近までのベストセラーを縦横無尽に斬っていくという内容の対談本。ダヴィンチ連載当時は毎月楽しんでいたコラムだったけど、単行本化されて内容もより濃くなってて嬉しい。高校の文学史ってど〜しても苦手だった。大体読んでもいない昔の作家とその著書の名前なんか覚えられない。この本を高校の文学史の時間に活用したらおもしろいと思う。ああ、田山花袋ってひょっとしたらアホかなあ〜とか、泉鏡花、超かっこいいけどぜったい結婚相手としては無理やなあ〜とかよけいなことともに、純粋な(?)読書熱が湧いてくることでしょう。最近の本に至っては、読まず嫌いだったなあと見直したり、嫌いで正解だったと我が意を得られたりで、楽しいよ。

059:こっそり追加10月24日 地震大きかった。
今日は地震地震地震。新潟の方々が心配。ライフラインもかなりやられているよう。夕方だったが火事は今のところ少ないようでそれは不幸中の幸い。神戸の大震災型の地震だそうだ。こわい。家にいたけど3回の大きな揺れに、一時は転がっているバイクのヘルメットを本気でかぶった。でもシールド越しの風景が微妙にゆがんで見え、5分ぐらいパソコンに向かってたら酔って気持ち悪くなってしまう。
心配して電話をくれた母に、「バイクのヘルメットかぶってんで〜」とウケねらい半分で言ったら、「そうやそうや、それがいい!今日はかぶって寝なさい」と普通に本気で言われた。
それにしても、これから寒くなってくるので外で避難している人の健康も危ぶまれる。毛布の寄付とか出来るならしようと思う。
058:10月19日 アニメ版ブラック・ジャック

出かける日に限って曇り。

昨日はブラック・ジャックのアニメ版を見た。実は初回からちぇけらしている。やはりぬぐいきれない違和感。本や漫画のイメージって、読んでる自分が心の中で独自に持っているものだから、映像・音声化されたときに合わないのはしかたない。ストーリーも銃の乱射とか臓器移植とか、今の放送コードをクリアできないお話が満載なので忠実に再現されないのもわかる。アニメと漫画は別物だ、と頭ではわかっていても見てるとくやしくなってくる。もっと絵作りに手塚治虫のタッチを出してほしい!、と。脇役やエキストラ的な人物がぜんぜん違う顔なのは残念すぎ。背景の建物3Dにするよりこっちの方が優先順位上だと思うのだけど…。
あと色がカラフルすぎるのもなあ。やっぱりブラックジャック、モノクロが似合うと思う。私だったら(何様だ)映画「セブン」みたいな、フルカラーだけど黒と白が目立つノワールな感じにするけどな。時間帯的に子供・家族で見る人への配慮なんでしょうけどね。前に別のアニメ版見たことあるけど、絵がまったくオリジナルと違っていてなんか嫌で見なかった。暗い雰囲気は出てたけど、ただ暗く大人っぽくすればいいというのでもないんですよね!原作にはどこかふざけたところもあってそこが魅力。オチもええ?これで終わり?みたいな時もあって。そういう軽い魅力も大事にして欲しいし、BJの持つアンチ・ヒューマンな部分も出して欲しい。
あと(まだあるんかい)ピノコの声もきれいすぎるねんなあ。最後の歌もAIKOのパクリすぎるねんなあ。偉そうですけど、ブラック・ジャック大好きなので、ちょっとうるさいねん。

話それるけど、タイトルロールを見ると、ほとんどアニメーターは韓国か中国の人ですね。以前ニュースで見たけど、今アニメーション制作はコスト削減から動画部分の制作を海外発注するのが多いらしい。そのせいで国内のアニメーター志望の人が仕事任されない→技術が磨けないという悪循環になっている。これはちょっと残念。韓国の動画制作現場も紹介されていたけど、設備や若い志望者の受け皿がとてもしっかりしていて、明らかに日本と差がついていた。コストも大事だろうけど日本国内で職人的な人がまた減っていくのはどうなのかと思う。今回も海外発注だから主役と脇役の絵柄がすごく違ったりするのか。いろいろ統率が難しそう。

057:10月13日 夜明けのヘアカット
午前3時に家人が散髪してくれというのだ。ええ〜、朝になってまうやん…といいながらも準備。半透明ゴミ袋をかぶらせケープ代わりにする。バリカンはプラッチック(注:大阪弁)製、アタッチメントを付け替えればカットの長さを決められる。
これで彼の頭を刈るのは3回目。1回目は、とにかくバリカンが恐くてビビリながらやってたら、ボコって「芝生の穴」状のものを後頭部に作ってしまう。余りの悲しさに全てを放棄しその場からトンズラしたかったが「東京都指定ゴミ袋」と背中に大書きしている状態の、ハゲが出来たことも知らない彼の後ろ姿が不憫でなんとかこらえた。2回目。さすがに道具に慣れ、鼻歌交じりでちょっと長めの坊主にして差し上げた。裾を全体に少し短めにすると格好も付くのだが、長さを変えてグラデーションにするのって、めっちゃくちゃ難しい。なので仕上がりはどう見てもカツオというヘアスタイルに甘んじた。そして今回。頑張って裾のグラデに挑戦。アタッチメントがあるから長さは簡単にそろうはずやねんけど、髪の生えぐせのためなかなか左右対称にならない。アウトラインがぼこっとへこんだりでっぱったり。前から見たら出てるけど横から見たらどこが出てるんかわからん。長さが変わるところのつなぎ目がめだち過ぎると今度はタラちゃんになってしまう。ムズい。そこで、出てるな!という場所にベビーパウダーで白く印を付け、その部分をちょっとずつつまむように切っていくとどうにか見られる仕上がりになった。
なんとかなったな〜、とお互いをねぎらいながら、仕上げのうなじの剃りに入ったその時だった、本当のヤマがやってきたのは。座右の銘「百里を行く者は九十里を半ばとす」を思い起こすべきだった。うなじにきっちりバリカンを当てすぎてしまった結果、目に飛び込んできたのはうなじに浮かび上がる「凸」の文字。あまりにもはっきり出ているバリカンの刃の形、鮮やかな型抜き状態。もうだめだ!笑いのスイッチオン!床に崩れ落ちてしまう。「なに?どしたん?」と無邪気に振り返る「凸」文字の男。なんとかしようと後ろ頭を見る度に、あかん、ちょっとまって…と泣き笑い崩れ、おなかが痛くてたまらん。彼もつられて笑っているが、どんなにオモシロ頭になったかまだ知らないくせに!と思うと余計にもうだめ。今考えたらそんなに笑うほどのことでもないのに、もうどうしようもなかった。ものの10分は泣き笑いしてただろうか、最後はなんとかわざとギザっとカットして事なきを得たが、もう小鳥もちゅんちゅん、朝の5時。つっかれた〜。
056:9月28日 ここにいるのはなぜだろう
ここんとこまたジョグ再開してます。体がお、重い…。どんなにかわいい服見つけても、やっぱり最大のオシャレは体型を整えることやなあ〜と。10月から冬は一番太りやすいらしいです。もういっそ冬眠したいわ、あたしゃ。

いつもはちょっと離れた大型スーパーまで走るコース。調子がよいと、もうすこしがんばって川のほうまで走る。 大きな橋を渡るのがとても気持ちいいのです。川沿いの国道を渡る橋でもあるので、流れる車のライトや、夜の真っ黒な水面を見ながら走る。遠くに見える高層ビルやモノレールの明かりに、「みんなまだ働いてるのだな、ごくろうさん」とか「人生とは」とか次々思っては忘れていく。このあいだはなぜか、見知らぬ会社のネオンと真っ黒なビルを見た瞬間「なんでここに自分はいるのだろう?」と思った。それはちょっとへんな感じ…なんでいるのだろう?という疑問でありながらも、ずっと自分はこの街に住み続けるわけではないと言う実感、自分もいつかは死んでこの世にいなくなるんだという変な実感だった。少しも不吉な感覚ではなくて、「無常」を実感した、という感じ。

それで思い出したのが学生時代の印象的なできごと。幼少期に、「自分はなんで今ここにいるのか?」とか、「自分はどこからきたのだ?!」みたいな考えがいきなり浮かんできた、という話で盛り上がったことがあった。たいてい3才ぐらいの時で、驚いたのはその場にいた数人が、その感覚を「和式トイレでがんばっているとき」に感じた、と言うのだ。私は幼少期のそういう瞬間を残念ながら覚えていないのだが、(ずっと洋式トイレだったからかもしれない!)その場にいた数人がみな、一様に同じシチュエーションでそう思った、というのがとても面白くて印象に残っている。和式トイレと自我の芽生えの関係やいかに?
私がふっと感じた「無常」も、この幼少期の「自分に気づく」瞬間も、両方とも独り言としては「なんでここに自分はいるのだろう?」と同じような言葉だが、意味は反転させたようなイメージなのがおもしろいね。ちょっと不思議な話が思い出された夜でした。

055:9月20日 激写
金曜日久々に映画を観た帰り道。ぼけーとした頭でふらふら夜の銀座を歩いてたら突如、ピカ!って閃光が。逆光で顔がわからない2・3人の人がでかいマイクもって迫ってくる。「失礼します!たったいまプロ野球のストが決定されましたがどう思いますか!」すぐ隣にたまたま歩いていたおっさんに、テレビ局が突撃インタビューしたのだった。「え〜〜ほんとう???ぜんぜんしらないしらない…」というおっさんの声を聞きながら通り過ぎた私だったが、私もその時まさにストの決定を知ったので、ちょっとびっくりしておっさんの横で肩越しに振り返ってしまった。近くにはでかいテレビカメラ。帰りの電車の中でひょっとこ顔で振り向く自分の顔が何度もスローモーションでフラッシュバックする。小声で漏らしてしまった「ほんとう〜?」っていう独り言も、スロー再生で超低音となってその映像にかぶさる。家についてテレビのニュースをかたっぱしから家人にザッピングしてもらったけど映ってなかったみたい。がっかり。いやよかったよかった。
054:8月17日 見応えあったね
アテネ五輪の開会式本当によかったね〜。実に美しかった。海のようにたたえられた水、彫刻の中から現れる彫刻、絵とリアルの中間にあるかのような衣装につつまれた人物達。ちょうど大きなトラックを一周するため、観客は動く人々を真横から観ることになるのだけど、それがちょうどなが〜い絵巻を観ているようで、面白かったなあ。そういう方向性を意識してのダンサー達のパレードはまるで動く壁画のようで、3次元で出来た2次元みたいな、不思議な美しさがあった。わーわーいいながら観てました。美術監督的な人の名前覚えたいけどギリシャの人なのかな、ややこしい名前でわからんかった。普段はオペラのアートを手がけたり、自身もダンサーらしい。あれは生で見たらむちゃくちゃ感動すると思う。劇場で1週間ぐらいやってくれたらいいのに。東京でやってくれたら絶対チケット買う。それにしても北京の視察団の人たちはさぞあわてて帰国したことだろう。飛行機の中で「…どうしよう…あんなん無理…」って半べそかいてたりして。いや、まあ国毎のカラーってあるし余計な心配ではありますが、くだんの監督は弱冠40才だそうで、自分が40になったとき、あんな仕事できるか?と問うてみたらたぶん難しいだろうとムダな嫉妬につつまれた。しかし入場行進は長いね。聖火点灯まで起きていようと思ったけど無理でした。
053:8月13日 夏なんです

もう、私ったら更新さぼりすぎ。また裏にためてた日記置いておきましたので暇な人はどうぞ。

くわ〜〜〜〜、ぜんぜんだめ、昨日のアテネサッカー予選の日本。もしも〜し、本番ですよ、わかってますか??最初の一点の失い方(オウンゴールとも言える守備のミス)を観たとたん頭に血が上ったわ。まあアイス食べながら観てる私に言われたかないと思いますが。も〜負け方が良くなさすぎる。平山よ、もっと早く走れ、やる気を出せ! というわけで五輪の季節ですね。五輪と言えば五輪真弓さんですね。なんで今まで気がつかなかったのだろう、と、テレビでお名前をみて思いました。いまグーグルで「五輪」って検索したらアテネとかオリンピックサイトとかを軒並み抑えて第一位に彼女の公式サイトがヒットしたら、ちょっとおもろない?おもろないか。

052:8月8日 サッカーの話とか

いんや〜おもしろかったね、サッカーアジア杯。見終わって脱力。中村俊ちゃん、ほんまにたくましなったな〜(感無量)個人的には準決勝のバーレーン戦が一番燃えた。逆転逆転の凄まじい試合でしたね。宮本がファール判定にキレかかっている三都主をいさめるシーン が焼き付いてる。

日韓W杯の当時、会社の人と選ばれたメンバーのことでおしゃべりしてて、「そういえばあの人どうしてんのん、原始人…」と私。相手は一瞬はあ?ってかんじで固まってました。当時「野人」の愛称で親しまれていた岡野のことを間違って言ってしまった。でも野人も原始人もかわらんやん。明らかに間違いですけど。 サッカーを良く知らない私も「マラドーナの神の手」という言葉だけは良く耳にしてて、サッカーの神様という位すごいってことなんだろうな〜と漠然と思ってましたが実際の映像を見てびっくり。髪の毛もじゃもじゃのおっさんが思いっきりジャンプしている後ろ姿。上げられた手はまんまるのグーで、ボールを思い切りパンチ。思い返してもわらけてくる。それをまた自分で神の手って…。実際神懸かり的なプレーを連発していた偉大な人らしいのですが。ファンの方には悪いですけど面白すぎます。今回も中田浩二が神の…いやまあレフェリーは絶対ですからね。あんだけブーイングされたから神様も味方してくれたのかも。

051:8月1日 暑中お見舞い申し上げます。
「気温が40度を超えたニュースが踊るころ仕事も忙しく、しかしなんとか「スパイダーマン2」を観て(面白かった!)、美容院でマッシュルームカットにして「飛石連休」のボケの方に似てしまったのが我ながら情けなく、「スイミングプール」みて(面白かった!)、妹が上京して矢野顕子トリオも来日(最高だった!)のブルーノート東京で散財し、阪神が自力優勝なしになり、らもさんが天に召されて悲しくなり、ちょっと涼しくなって落ち着いたとたんに寝過ぎで昼夜が逆転している今日この頃です。
050:7月29日 立ち話
「あ、奥さん買い物すんだん?いやうちの子がね、も〜さっきからおっちゃんが死んだ死んだゆ〜てね、泣いてしもて。ショックやショックや〜ってうちの子、親死んでもこない言うんかいな、おもてね。(笑)そやけどあの人、何の仕事してはったんやろな。昔はなんやコピーなんとかゆ〜て変な仕事してはったやろ。たしか漫画家の一種やろ?え、ちゃうのん?かまぼこのてっちゃん描いてはったし。子供が雑誌よ〜こーてたわ。あ、劇団の人?へえええ!本も書いてはったん?作家さんか。賞もとってんのん。はあーっ正体不明やね。ウチの子はなんやパンクの生き残りや!ゆうてるけどな。コピーで漫画描いて作家さんでパンクで…。パンクてなんやろな?…いや落語もしてたて。娘が一回だけ観たことあるゆ〜てたわ。着物来ていきなりでてきて落語で怪談やったらしいで。ものすごゆっくりしゃべる人やろ?ラジオにもよう出てはったわ。なんやネクター好きやったらしいで。ほんでおっさんのくせにって周りから笑われて納得いかんって話してはったわ〜。はははは、おもろい人やったねえ。本人悔いないんちゃうのん。天国で誰はばかることなくネクター飲んだらええやんなあ。あ、そう、もう帰るん。ほんだらね、またね。」
048:7月19日 ABCさんといきなりさよなら
何がショックって青山ブックセンター(ABC)の倒産。誰かウソだと言って欲しい。といっても私はまだ東京に住んで5年ほどなので、もっぱら青山にあるお店にしか行ったことがないけど、ほんとに好きで実際よく利用してた。新しい仕事が入ったら打ち合わせ帰りに寄ってはネタをさがしてうろつく。カートをがらがらしながら(あれははたからすると迷惑かもね)フロア中を歩き回って雑誌・小説から人文系、デザイン本や画集などなど、有りとあらゆる種類をがばっと大人買いするのが楽しかった。他の大型書店でも良いんだけどあそこはワンフロアに凝縮されていて品揃えも厳選されてて買いやすかったんよね〜。一度入ったら1時間は居たな。ロッカーに荷物入れてなめるように(気色悪い?)全ての棚をチェックしてたわ。今年はトークショーにも行ったりしてずいぶん利用したのに。余りにも急すぎる〜。本やさんてそんな簡単につぶれるものなのか…。真夏なのになんか心が秋っぽく黄昏れてしまいました。 またあんな本屋さんができないかな。
ABCさん、今までどうもありがとう、さようなら。
047:7月16日 今いちばん暑苦しい、それは自分
…ノートパソコンが戻ってきた。びっくり、修理代タダやって! 「尚、今回は特別対応につき無償であります」って、お手紙。あなた軍人さん?。でもなんでやろ、保証期間はとっくに終わってたし…私は一般庶民だし…れでぃーだけど…。こいつは匂うぞ、と思いながらも深追いするのは止めました、なんたってタダだし。 でもうれしい。5万ぐらいは出費を覚悟してた。浮いたお金でipodミニでも買おうかな。

あんまし忙しい忙しいって言うのは野暮なのはわかってるけどほんまに今週もきつかった。一ヶ月以上も前に買った映画の前売りがまだノートに挟まっている。うううう(泣き)。髪もぼーぼーで伸び放題の落ち武者。どんどんやさぐれて気分はなんかデカってかんじ。ひげ生えそう。久しぶりに風呂をためてクナイプのワコルダー(入浴剤。シップの匂い。おすすめ!)で寝る。

046:7月1日 別れはある日突然に
うぇえええええ〜〜〜ん!私のThinkPadが死んだ〜〜〜!あほ!あほ!ウィンドウズのあほ!…うそです、ごめんなさい、もうあほって言いませんので息を吹き返してくらさい…昨日から、ハードディスクの中でカチャッ、カチャッ…って時限爆弾みたいな音がしては止まってたのです。それを私は、昭和生まれのこの私は、ぱんぱん!ってたたいたりしてしまったのです。!あほ!自分こそあほ!何やっても立ち上がらなくなってしまった。メールデータ、ブックマークが消えるのが痛たたた。はあああ。やっぱり日韓ワールドカップの年に「韓国がんばれ!キャンペーン」という訳のわからんバーゲンで買ったのがいけなかったのか。あんなにかわいがってやったのにな…時々コーヒーやおせんべ(のかけら)あげたりしたろ?ん?…全部初期化して真っ白にするしかないみたい。苦渋だ、苦渋すぎる。それでも動かなかったらどうしよう。家のマックはよく固まるけど致命的なことにはならない。Winマシンはがしがし酷使してもフリーズしないので感心してたら徐々に怪しくなってふっっと天に召された。(あくまでも家のパソコンが、ですけど)まいるなああああああ、ひたすら。
045:6月17日 くいしんぼう万歳
昨日は一粒200円以上するチョコを泣きながら食べた。うまい…高い…うまい…た、高い…。4種類食べてどれも驚くほどおいしくてさらに顔がくしゃくしゃになった。とくにバジル味とハニーってやつ。もおおおおお、うむぅぁああああいい!!!!!!!!なんというかこう、ハニーは「どこにハニー?」って感じなのに口の中でチョコが完全に解け去ったあとにふっっ…と、風の様に、やまびこのように「…ハニーだよ…」とハチミツ味がやってくるのです。感動。バジル味は香りも味もほのかだけどしっかりとバジルで、チョコとこんなに合うなんて、とまた感動です。2つずつ食べるつもりが全部たべてしまった。でも400円するケーキ食べるよりいいかも。量は超すくなく、でも超おいしく。私がおいしい〜って感動しているときの顔はおもしろいらしい。食いしん坊万歳のつぎのキャラクターにどうでしょうか。
私を泣かしたにくいチョコやさん(というかショコラトリー)

テオブロマ http://www.theobroma.co.jp/
044:6月10日隠れ更新 伊東屋でうっとり
打ち合わせ帰りに銀座・伊東屋で遊んだ。ご存じ9階フロア全て文房具という夢のようなお店。今年創業100年なんですって。新しいノート、紙製のファイル、いろんな形の輸入封筒…意味もなく欲しくなる。ああ、文房具大好き!9階分のフロアを階段でゆっくり見てまわる。請求書のフォーマットを何種類も眺めてうっとりしたあと、いつものようにテンピュールのパソコンチェアにしつこく座る。(確実に変な客)あの椅子、背もたれが肺のような見かけはともかく、たぶんキング・オブ・パソコンチェアです。欲しいが高い。
ギャラリーでは100周年記念ということで、「あの時代(とき)の文房具(ぶんぼうぐ)」展開催中。いにしえの文房具の展示。うれしい!古い文房具の何が良いって、本体はともかくそれが入っているパッケージが素晴らしい。たぶんシルク印刷のラベルは商品名も手書きのレタリングで、絶妙な色。とても繊細なペン先などがそんなラベルの貼られた紙箱におしとやかに収まっている佇まいに垂涎です。私が小学生の頃の文房具も置かれていて、ダイヤルの鍵がついたふでばこなんかが懐かしかった。パッケージには大きく「君の番号は〜?」て書いてあって笑える。君、とかもう使わないですよね、広告に。三菱鉛筆の復刻版も売られていてすてき。
その展示会とは別に、ちょっとした版画やオブジェを売っているフロアでボッシュ(Jheronimus Bosch)の絵のフィギュアを見つけてびっくりした。「快楽の園」にでてくるかなり狂ったキャラクターの、とても良くできた人形。欲しいような買うとしまい込みそうな、ただらなぬ感じ。しかし目の付け所がすごいなあ。シュールレアリズムって3次元にすると強烈ですね。アルチンボルド(Giuseppe Arcimboldo)の絵も立体でフィギュアにしてくれないかな。
って思って調べたらありました。
http://www.3d-mouseion.com/index.htm
すごいですね、ここは。いろいろな美術作品を3Dにしているのですね。って結構有名? アルチンボルドはというと・・・こここ、こわ〜〜〜〜!!!!でも本でできてる人間が欲しい。
043:6月5日  てくてく日記
「てくてく」っていう擬音は良くできてるな。今日の私の足はほんとうにてくてく音がしていた。天気もよかったので久しぶりに散歩。品川駅の方へてくてく。東京百景の一つにも選ばれている品川神社の前が騒がしい。今日はお祭りだった。神社へお参りしてちょうちんの続く北品川商店街を歩いた。人も多く露店もいっぱい出ている。下手したら20年ぶりぐらい、かき氷を食べる。イチゴ味の真っ赤な奴。よく考えると本当のイチゴの味は微塵もしない。一種の記号だ、これは。隣でカツオみたいな男の子が「ブルーハワイ」とさらり注文している。通だね、キミ。そんな種類有るのしらんわい…。そこら中に子供があふれ、皆粋でいなせなお祭り人足の格好をしている。商店街の2階から歯の無さそうなおじいちゃんがうれしそうに御輿に手を振ったりしている。御輿は若い人がいっぱい担いでいた。女の子も。佐川急便のキャラクターみたいな格好ってなんていうんだっけ、とにかく若い女の子がそういう足軽(あしがる)風の格好で疲れ切って歩いていたりするのがとてもかわいい。露店ではおっちゃんと小さい子どものやりとりが面白い。手がべたべたしてる!洗ってきて!と怒られて輪投げができなかった女の子とか。ほほえましいけど、子供にしたらへこむだろうな。途中でおいらん道中なんてのもやってた。ラストエンペラーみたいな壮大な曲が流れててちょっと嘘くさかったけど、おじいちゃんが鼻の下を伸ばして喜んでいた。しかし私は昔友達と見た「吉原炎上」西川峰子の恐ろしさに"思いだし震え"が来た。もう二度と観たくない、あの時の峰子は。夜風も気持ちよく往復何キロ歩いただろうか。今足がだるい。そして今日も書きたくないけど敢えて書く。阪神さよならホームラン負け。(うぇ〜ん)
042:6月4日 隠れ更新 寝起きハードボイルド
おとといはなんやかんやで徹夜してしまった。仕事してたらいつの間にかサッカーのイングランド戦が始まって最後までそれをBGMにして気がついたらもう朝で、カップスープとパンをパクついて昼の3時ぐらいにふっと気が遠くなり寝てしまう。そして目が覚めてニュースを見たらとんでもない事件が起こっていてその裏で「輸入権」が決定になっていた。あーあ。悪夢。音楽を作ったこともろくに聴いたこともないような人たちが作った欠点だらけの法案がまた見切り発車された。どう考えても業界の利権と議員さんの私利私欲が絡んでるとしか思えない内容なのだけど。著作権はせいぜい著作者のためだけに保護される程度のものだと思うが、アーティストで商売している会社や企業や、官僚など「著作してない」外野がやたらその権利を主張して結局メジャーマイナー問わずアーティストそのものに迷惑をかけている。もっといえばそれを商売にしている。セミプロ歌手の叔母がコンサートや発表会を開くときにいちいち著作権協会にお金を払っているらしいがなんか腑に落ちない。それがアーティストに還元されるならよいのだが、多分そうではない。なんやら協会に属する事務局の人たちのお給料とかに消えていくように思う。悪いけど、それはなんかもったいないような気もする。おそらくそういう方たちの努力で文化は守られているって思わないとといけないのかしら。今回の一件では私もせいぜいAmazonに意見メールを送ることぐらいしか出来なかった。気がついたらAmazonの輸入盤タイトルが15%少なくなってるかもしれない。貸しビル3階にひっそりあったあのラテン音楽専門店がある日突然無くなったりするかもしれない。いったい今はなに時代や。せいぜい還流CDとやらを止めながらどさくさに紛れて値上げするがいいさ。ますますCDは売れなくなるな、とくに日本盤は。年金法案についてもギイン年金とかについても、知れば知るほどほんとに嫌になるね。こんなに国会議員が信用されず尊敬できない国って他にあるのかな。ああ、アメリカとか。先の小学生の女の子が同級生に殺されてしまった事件で、安部なにがしという政治家が「大変残念な事件があった。大切なのは教育だ。子供たちに命の大切さを教え、私たちが生まれたこの国、この郷土のすばらしさを教えてゆくことが大切だ」」と言ったらしいけど、まあ命が大切なのはおしえてあげるとして、今国に誇りを持て、とか言われても持てない方が精神的に健康な人だと思うけど。発言したのが安部さんだけにどさくさに紛れてナショナリズムを押しつけている気がする、っていうのはまあ偏見も少し。
041:5月31日 コーヒー豆とか、F1とか。

コーヒー豆が切れたので自家焙煎を謳う近所の喫茶店へ。最近はいつもここで買っている。まだ新しいお店で、すこし年輩の夫婦が二人で営んでいる。お店の内装も全然凝ってなくて、さしたる個性もない。たぶん雑誌に載ることもないだろうけど、却って気のおけない感じがして、いつも地元の人で小さなお店はのんびり埋まってる。60代とおぼしきマスターが黒いエプロンをきちっと巻いてぴかぴかの銀ポットでバリスタしている。その姿を見て今日も思ってしまった、ああ、この店を「乗っ取りたい」と!年取ってこんな小さな喫茶店をもてたら最高だな。でもお店やるのは本当に大変そうだから乗っ取りたい。もちろんあほな夢想だ。今日はサービス品のブラジルなんとかって豆を200グラム買った。ちょっと古くなった豆は鉄のフライパンで空煎りするとおいしくなる。お得情報だ。

夜は待ちに待ったF1観戦。日本人初の優勝か?ってことでいやがおうにも盛り上がった。結果はすごく残念だったけど、佐藤琢磨グレート!彼は決してアマチュアじゃない、もちろん2ndドライバーに甘んじてもいない、本物だ。ちょっと川谷拓三に似てるから多めにみてたけど、バリチェロめ…。スカパーの解説陣も今まで聞いたことがないぐらい叫んでいた。琢磨ありがとう。プロ野球はタイガースさよなら負け。東京はテレビもラジオもやってなかったのでクリック観戦。もう!体中のやる気がどこかへ飛んでった。しかしその後高野寛のミニライブを見て和む。ライブでも歌声がほんとにいい。素直で、澄んでいて。ギターもうまい。湿気がすごい一日だった。5月病とかほざく閑もなく五月が終わる。

040:5月27日 隠れ更新 大地を踏みしめる散歩の達人とは

今月号の「散歩の達人」喫茶店特集、とってもイイ!文化財級茶店のページが特に。でも聞いたことない駅名や行ったことがない場所が多い。もともと土地勘がつきにくく、方向音痴で出不精だから、京都に住んでた頃も不案内、地元だった大阪も知らんことだらけだ。情けない〜。「ここはお茶屋さんやな」って京都の街で言われて、「へぇ〜…お茶どこに売ってるんすかね」って言って笑われた経験があるぐらい。(ここでのお茶屋とは芸子さんなんかを呼んで楽しむ所)。 「散達」に掲載されているお店全部制覇は無理でも、ちょっとずつでも行きたいもんだ。ふ〜む。しかしもう梅雨という噂です。

ところで突然ですがクイズ。今私の足下は超快適なのに、見た目は超気持ち悪いです。さてなんでしょう・・・答は軍足(真っ白な五本指ソックス)を履いているから。(あほくさ)以前、半分冗談半分嫌がらせ(?)で妹が母の小包に混ぜて送ってくれたのでした。ずっとほったらかしにしてたけどこの間ふと履いて散歩に行ってみたら、ま〜これが大地をふみしめることふみしめること。とっても気持ちいい。しかし見た目が尋常でなく気持ち悪い。水虫ではないよ、いっとくけど。かわいい5本指靴下探しにいくか。でもこれでミュールとか履いているおなごなんか絶対お断りやな。

039:5月20日 洋楽CDがあぶないよ
ちょっと前。矢野顕子さんおすすめのダニーロ・ペレス"Central Avenue"を聴いてみようと思い立ち調べると日本ではすでに廃盤だった。ん〜でもこんなときは海外のAmazonだ!便利!検索するとAmazon本体ももちろん、アメリカの名も知らぬレコード屋さんにたくさんヒット。値段もいろいろで、中古品もあり。好きな店を選んでカード決財で買うと中3日ぐらいで来た。いや〜すごいね!
で、この間もやはり矢野さんおすすめのGoldstein/Lubamboの"Infinite Love" をご所望した。これは日本版が出ているのだけどジャケットの処理が気にくわない私はまた輸入盤を買おうと今度は日本のAmazonで注文。ところが3週間待ったあげく「いつになるかわかりません」という弱虫返事。とっさにキャンセルしてAmazon.comの方で注文し直したらあっちゅーまにきたよ!便利すぎ〜〜〜〜

…さて、信じられないことにもうすぐ、このようなお話が夢物語になるかもしれません。自由に好きなCDを買うことが出来なくなるかもしれません。音楽を楽しむ権利がギョーカイとギインという謎の怪物により破壊されようとしています。この人たちはことの重大さをわかっていません。「権」「著作権保護」という、「名は体を表さない」悪魔の呪文に心惑わされています。

リンク:http://sound.jp/stop-rev-crlaw/index.html

さて件の2枚は今もCDランチャーの中に入り2月からずっとかかりっぱですよ。

038:5月15日 デザイン変えてみました
ひさしぶりでございます。リニューアルしました。どうでしょうか。前の日記、「あけましておめでとう」とかいったまんまやったもんね。旧正月も終わってるっちゅーに。
GWも半分仕事で、もたついてました。ちょっと閑になるともう五月病?っつ〜かんじで何に付けてもやる気ナッシング…でもでも、秋でもないのにスポーツ観戦だけはいそがし。女子バレー予選に、阪神タイガースにF1…こんなときはテレビの2画面機能がとても役に立ちます。右画面に野球、左にバレー、アイドルが歌っている間は音声を野球に合わす。ああ便利。もしわたしがビデオリサーチ社の視聴率サンプルだったらどうなるのかな。

てなこといってると女子バレーボールが五輪出場を決めました。ぱちぱち。去年のワールドカップから一段とレベルアップしているのが素人の私でも感じられ感動しました。すんばらしい。 ところで、バレーではあまり聞かなかったけど、たまにオリンピックに出ることになった選手の人なんかが「日の丸を背負って」とか「国のためにがんばる」とか言うけど、どうかたてまえでありますように。それぞれの選手が、そのスポーツが心の底からとにかく好きでたまらず、何よりも本人自身のため(だけ)にがんばっていますように。

037:1月6日 あけましておめでとう

はっ!(直角起き)ねてたわ!おはよう!あけましておめでとう! なんてけじめのない更新でしょう。でもいつまでも12/17の日記というのもなんなのでとりあえず。来年はもう少しまともに更新したいなあ。って去年も言ってたなあ…。
大阪の実家に帰ってのんびりしました。もうボケボケです。でも正月早々大変なこともありました。まず祖母が夜中にうなされてうあああ〜とか叫んで、犬があわててかけよりおばあちゃんの顔をすごい早さでなめました。父が初めての携帯を買い、メール設定やらなんやら覚えてもらうのが大変でした。ジェラール・ドバルデュー主演の「レ・ミゼラブル」ドラマに妹を除く家族全員がはまりました。夜中に映画をみていて、なんやサイレンがよく鳴る映画やなあ…とロバート・デニーロの大顔を観てたら、近所のお寺が大火事で母親が半泣きでこわがっていました。風が無かったのが不幸中の幸い。しまいには周辺住民に注意をよびかける警報が鳴ったぐらいですから。そして昨日家に帰ってきたら去年の名残のまま散らかっていて笑いました。自分のパソコンを起動すると起動画面にいつのまにか、かっぱの兄妹がおりました。今年もまったく気の抜けない一年になりそうです。

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